運賃計算方法(その7)

発着区間がJ発着区間が本州3社とJR北海道にまたがる場合の運賃について説明します。

(1)発着区間のうち、幹線の乗車区間の営業キロと、地方交通線の乗車区間の換算キロとを
   合計したキロ(運賃計算キロ)にもとづいて、時刻表の本州3社(幹線)の運賃表
   (A表)から、基準額を算出します。ただし、発着区間が津軽線のみ
   (地方交通線)の場合には、営業キロにもとづいて、時刻表の本州3社内の
   (地方交通線)の運賃表(B表)から基準額を算出します。

(2)JR北海道(新青森以北)の乗車区間が幹線と地方交通線を連続する場合は、
   運賃計算キロにより、時刻表のJR北海道・JR四国・JR九州にまたがってご乗車の場合の
   加算額表(表C)から加算額を算出します。

(3)(1)の基準額に、(2)の加算額を合算したものが運賃となります。

   例12)秋田から函館までの運賃
      秋田-函館間の営業キロは348.6キロです。1キロ未満は
      切り上げて、349キロです。これを時刻表の本州3社(幹線)の運賃表
      (A表)にあてはめ、341~360キロの欄から基準額6,050円が算出されます。
      次に、新青森-函館間がJR北海道なので、その運賃計算キロを別に算出すると、
      166.7キロです。1キロ未満は切り上げて、167キロです。これを時刻表の
      JR北海道・JR四国・JR九州にまたがってご乗車の場合の加算額表
      (C表)にあてはめ、JR北海道の121~180キロの欄から加算額550円が
      算出されます。
      したがって、基準額6,050円に加算額550円を合算し、運賃は6,600円になります。

次回は、発着区間が本州3社とJR四国またはJR九州にまたがる場合の運賃について、説明します。