【こうすればいい?!】どうすりゃ「途中下車のキソク」をうまく使えるの?(その1)

①101キロ以上のきっぷを持っていれば途中下車は可、ということに
 とらわれずに、降りる駅によって分けてきっぷを買ったほうが安い
 場合があるので、要注意です。見分け方は、出発駅から目的駅までの
 距離をみることです。

 例えば鹿児島本線小倉(福岡県)から久留米(福岡県)へ行くとき、
 JR時刻表をめくってみて距離をみます。そうすると、
 103.9キロ(運賃は2,170円)であることがわかります。

 たった、3,9キロで前の区間より、運賃が320円上がっています。
 こんなときは途中で分ければ必ず安いところがある、と香椎
 (かしい、福岡県)あたりはどうか当たりをつけてみます。
 

 小倉ー香椎(58.9キロ)1,130円です。香椎ー久留米はどうか。
 44.1キロで860円です。しめて、1990円です。分けたほうが
 やっぱり180円安かった!と、こんな計算をしてみるのです。
 自分でよく利用する線の計算をしてみることをお勧めします。

➁出発駅から見て最終駅までの距離が90キロ以上あるとき、途中で
 たびたび下車するようなときは101キロ以上のきっぷを買ってしまった
 ほうがいい場合もあります。最終駅までのキロが95キロ、惜しいなあ!
 なんて考えずに発想を転換する必要があります。

 ただ、つぎの例でみるようによほど頻繁に途中下車をしなければ安く
 なりませんので(東京ー横浜のような場合は別です。)、注意が
 必要です。
 

 これは、91-100キロから101-120キロの運賃の上がり方が
 一挙に本州3社幹線は290円、JR北海道幹線は320円、JR四国は
 300円、JR九州は320円、本州3社・JR北海道の地方交通線の
 場合100円も高くなるからです。

次回は、具体例でかんがえてみましょう。