ブログ,プログラミング

ハードウェアを利用したプログラミング学習の
メリットは、現実世界の物体を実際に触りながら、
その動きを画面内のプログラミングで制御できる
点にあります。

この体験をすることで、プログラミングの
持つ力をより一層具体的にイメージできる
ようになります。

そのため、ロボットを使ったプログラミング
教育は、独学での利用だけはなく、
ワークショップやスクールといった、
対面授業でも広く利用されており、人気を
博しています。

ハードウェア型のプログラミング教材は、
市販のラジコンなどとは異なり、
さまざまな新しい動きを学習者自らが
設定できます。

このことから、アイデア次第でいろいろな
処理を創造できます。

対面授業では通常、何らかの課題が与えられ、
その課題をクリアするためのロボットを
作ることが求められます。もちろん、
正解は1つではありません。

課題の解決方法は幾通りもあります。
「どのようにして課題をクリアするのか」を
考えるのが必要です。これは、一般社会でも
必須の「問題解決力」の向上にも役立ちます。

さらに、問題解決をグループワークで行う
場合は、グループ全員で協力して、課題解決の
ための方法を考えなければなりません。

このため、問題解決力の向上だけでなく、
コミュニケーション力の向上や共同作業に
おける役務分担などの素養も習得できます。

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プログラミング経験がまったくない人に、
最初に取り組んでほしいのは、ネット上で
無料で利用できるプログラミング学習
サービス、またはiPadやパソコンで
利用できる教材アプリです。
これは、大人も子供も同じです。

世界中に、さまざまな学習サイトがあり、
学習障壁の低い「ビジュアル・プログラミング
言語」を採用しているサービスも多いので、
ぜひそのうちのいずれかを試して見てください。

この段階の学習方法をしっかりと説明する
のが、目的もであり、論理的な思考力や
問題解決力の向上に最も影響する段階でも
あります。

具体的なサービスや学習の進め方は
後程解説します。

ネット上の学習サイトや教材アプリを
利用することのメリットは次のとおりです。

・自宅にいながら、24時間、いつでも学習を
 開始できる。
・多くのサービスを無料で利用できる(有料も
 あります)
・プログラミングの「設計」(論理的思考法や
 問題解決力)を学べる。
・最新のプログラミング教育の研究結果が
 反映されている。

上記のように学習サービスや教材アプリの
利用は初心者にとって最適です。始めるための
障壁も低く、リスクもありません。

ゲーム感覚ではじめられるものも多く、
「気づいたらプログラミング的思考法が
身についていた」と感じる人がいるほどです。

そのため、小・中学校の授業で採用されている
カリキュラムの多くはオンラインの学習サイトや
教材アプリを利用したものが中心となっています。

「プログラミング」という言葉に多少なりとも
「難しそう」という思いがある人は
このステップから学習を進めることで、
その印象を払拭できると思います。

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「アイデア発案・設計」と「開発」の2つの
作業工程は当然、車の両輪のように、両方とも
とても大切です。

そのため、個人でプログラミング学習を
進めていく場合は、アイデアを考え、必要な
機能を整理し、それをコードに変換していく
一連の流れを経験することが必要となります。

旧来のプログラミング教育の最大の難点は、
アイデアを考えたり、それを実現するための
仕組み検討することよりも先に、開発時に
必要な「特定のプログラミング言語の文法」を
学習させることにありました。

つまり、「先に理論・文法を学び、後で実践を
行う学習方法」です。これがあまり良く
ありませんでした。

一方、現在のプログラミング教育では、実際に
何かを作る過程を経験しながら(もしくは経験
した後で)、プログラミング言語の文法を
学んでいくという流れが主流となっています。

こうすることで、学習者はより具体的に
「今、学んでいることを習得することによって
何が実現できるようになるのか」を
イメージできるようになります。

このため、以前よりも圧倒的に挫折する人が
減り、また効率的に学習を進められるように
なっています。

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実際のところ、現在行われている
プログラミングの学習方法や教育方法に
関しては、現在もまだ試行錯誤は
続いています。

教育手法の成果は短期間で判断できないものも
多いので、「このように教えれば最適だ。
完璧だ。」といった、100%の正解は
まだ存在しません。

一般向けのプログラミング教育は、
始まって数年なので、受講の第一期生も
現時点でまだ20代前半です。

彼ら・彼女らが今後、受けてきた
プログラミング教育の成果が発揮されるまで
にはもう数年必要なのかもしれません。

そういった意味で、学校で習っているような
数学や国語、物理といった、歴史の長い
学問よりも、学習方法に関する経験値が
少ないのは事実です。

しかし、その一方で、プログラミングに
関しては、その必要性が非常に高いことも
あり、世界規模・数千万人単位で
さまざまな実証実験や研究が行われています。

このため、改善のスピードが驚異的に
速く、徐々にその成果も表れはじめています。