4.問題解決力が身につく
プログラミングを学ぶと「問題解決力が身に
つく」とよくいわれています。
なぜなら、何らかの問題や課題をコンピュータを
使って解決するのは、あらゆることを正確に
把握したうえでコンピュータに指示しなければ
ならないからです。
問題や課題の内容には大小がありますが、
解決に至る工程(ルート)は、おおむね
次のとおりでしょう。
問題の認識→情報収集→分析→
方針の検討→実行
この工程に、行動力やコミュニケーション能力
などが加わって高い問題解決力につながって
きます。
プログラミングの作業工程には、前記の
問題解決の工程と重なる部分が多くあります。
そのため、「プログラミングを学ぶこと=
問題解決をシミュレーションすること」となり、
継続的にプログラミング学習を繰り返すことに
よって問題解決力が向上していくのです。
問題に対する解決実現方法は1つでは
ありません。何通りもあります。答えが
1つしかないのは、受験勉強までです。
こうした”考える作業”を繰り返すことに
よって、問題解決力が継続的に向上して
いきます。
「プログラミング」というと、コード
(複雑な文字列)を書くイメージが強い
のです。
しかし、実際には「問題を解決するための
仮設作り」や「より良く実現するための
仕組み作り」「矛盾しないためのルール
設定」といった”実現するための方法”を
考える時間のほうが圧倒的に強いです。