ブログ,プログラミング

5.アイデアを実際の形にできる

日本を代表するソフトウェア技術者の一人で
あり、プログラミング言語「Ruby(ルビー)」の
設計者でもある、まつもとゆきひろ氏は
「プログラミングはコンピュータへの翻訳
作業ではなく、自身のアイデアを表現する
もの」といっています。

アイデアをプログラムへ落とし込むことで、
思考が整理され、さらにルールさえ作って
しまえば、コンピュータが自分の代わりに
作業してくれるなど、自身の力を何倍に
拡張できるのが、プログラミングを学ぶ
ことの最大のメリットの1つです。

プログラミングを学ぶということは、
100年前にはあり得なかった次の3番目の
方法を使える時代になったということです。

1.自分でやる
2.人にやってもらう
3.コンピュータにやらせる

自分でプログラミングをしない人(他人の
作ったソフトウェアを使うだけの人)は、
誰かが決めたルールや、誰かが決めた
仕組みの中でしか作業したり、遊んだりする
ことしかできません。

一方、プログラミングを学べば、その世界
(ソフトウェア)のルールや仕組みを自分で
決められます。

大切なことは、アイデアをプログラムへ
落とし込む際の肝となる「考え方」や
「実現方法」を、みなさん自身が
”イメージできる状態”になることです。

プログラミングを学習することで、表現力や
コミュニケーション能力、検索力(必要な
情報をインターネットから探し出すスキル)
など、今後を生きていくために必須となる
さまざまなスキルを得ることが可能です。

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4.問題解決力が身につく

プログラミングを学ぶと「問題解決力が身に
つく」とよくいわれています。

なぜなら、何らかの問題や課題をコンピュータを
使って解決するのは、あらゆることを正確に
把握したうえでコンピュータに指示しなければ
ならないからです。

問題や課題の内容には大小がありますが、
解決に至る工程(ルート)は、おおむね
次のとおりでしょう。

問題の認識→情報収集→分析→
方針の検討→実行

この工程に、行動力やコミュニケーション能力
などが加わって高い問題解決力につながって
きます。

プログラミングの作業工程には、前記の
問題解決の工程と重なる部分が多くあります。

そのため、「プログラミングを学ぶこと=
問題解決をシミュレーションすること」となり、
継続的にプログラミング学習を繰り返すことに
よって問題解決力が向上していくのです。

問題に対する解決実現方法は1つでは
ありません。何通りもあります。答えが
1つしかないのは、受験勉強までです。

こうした”考える作業”を繰り返すことに
よって、問題解決力が継続的に向上して
いきます。

「プログラミング」というと、コード
(複雑な文字列)を書くイメージが強い
のです。

しかし、実際には「問題を解決するための
仮設作り」や「より良く実現するための
仕組み作り」「矛盾しないためのルール
設定」といった”実現するための方法”を
考える時間のほうが圧倒的に強いです。