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先日は、「交通系ICカードとは?(その1)」で交通系ICカードについてご説明しました。「交通系ICカードとは?(その2)」で仕組みについて説明しますね。

交通系ICカードは駅の窓口や自動券売機で購入できますが、発売価格のうち500円は「デポジット(保証金)」で、運賃に充当することができません。これは、ICカードを利用者への貸与という形をとっているからです。また、安易な使い捨てを防ぐ役割を担っているからです。カードが不要になって返却すれば、500円は戻ります。

デポジットを除いた部分は、予め「チャージ(積み立て)」されているものとして、運賃に充当することができます。チャージ額が少なくなれば、駅の自動券売機や自動精算機で現金をチャージすることで、繰り返し、カードを使用することができます。また、最近では交通系ICカードが使用できるコンビニなどでチャージすることも可能になってきました。

2014年の消費税率の改訂時に、JR東日本や関東の私鉄各社などで、ICカードの特性で小銭不要であることから、運賃について、二段構えにするところが出てきました。

次回は、「交通系ICカードとは?(その3)」で運賃の差し引きについて説明しますね。