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立春とは、二十四節気(にじゅうしせっき)において、
春の始まりであり、1年の始まりとされる日です。

二十四節気は紀元前の中国で生まれた、
太陽の動きに基づいたこよみです。
1年を4つの季節に分け、
さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。

豆腐は昔から邪気を追い払う縁起の良い食べ物として
扱われてきました。

節分や立春に食べる豆腐のことを「立春大吉豆腐」といい、
豆腐を食べることで身を清め、
福を呼び込むことができるといわれています。

立春大吉豆腐を食べる際は、
豆腐を白いまま食べることがポイントで、
醤油ではなく藻塩をかけていただきます。

禅宗の寺院では、古くから立春の早朝に「立春大吉」と
書いたお札を貼る風習がありました。

現在では禅寺以外の家庭や寺院でも「立春大吉」と
書かれたお札を貼り、無病息災を願う風習がおこなわれています。

「立春大吉」の文字は縦に書くと左右対称のため、
からみても同じ「立春大吉」に見えますよね。

一度家に入ってきた鬼が振り向いた際に再びお札を見て、
「まだこの家には入っていない」と勘違いし、
また家の中に入るつもりで門から出ていくことを期待しています。

このことから、
左右対称の文字は鬼を追い払うことができるという意味で、
厄除けになると考えられているのです。