きっぷ,ブログ,鉄道

先日は、「切符の買い方・買える場所」についてご説明しました。これから「切符はいつから買える?」についてご説明します。

普通乗車券は、発売当日から有効開始となるものを発売することが基本です。ただし、指定券と同時に発売した普通乗車券は、券面に○月○日から有効と表示され、指定券と同じ日に使えるようにしてくれます。この場合は、指定券と同じく1ヵ月前から購入できます。

ただし、現在では乗車券だけを購入する場合でも、インターネット予約や自動券売機の普及もあって、あまり問題なく使用開始日の1ヵ月前から買えるようになっています。これは規則上、年末・年始などの混雑時には、駅長の裁量の範囲内として乗車券の前売りが特例で可能となっていたものが、鉄道側、利用者側にメリットがあるため、そのまま定着したものです。

席の指定を伴わない自由席特急券、特定特急券、急行券、自由席グリーン券も普通乗車券と同じ扱いで、規則上は、発売当日から有効開始となるものを発売することが基本となっていました。しかし、今では「えきねっと」などを使って、1ヵ月前から購入できます。

今回は、普通乗車券について記述しましたが、次回は、「切符はいつから買える?」の指定席について説明しますね。

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先日は、「鉄道に乗るのに必要な切符」についてご説明しました。これから「特別な設備を使用する場合に必要な切符」についてご説明します。

特別な設備を使用する場合とは、「グリーン車」、「寝台車」などに乗車する場合です。「グリーン車」に乗車する時に必要な「グリーン券」、グリーン券、グリーン料金は通称で、正式には特別車両券、特別車両料金です。特急・急行のグリーン車と普通列車のグリーン車では、料金が違います。

夜行列車は今では少なくなりましたが、夜行の寝台車に乗る場合は「寝台券」が必要となります。これは、A寝台、B寝台といった寝台の種類によって、値段が違います。特急でも急行でも普通列車でも種類が同じであれば、寝台料金は同じです。

「座席指定券」は指定席と設定されている車両に乗る場合に必要です。この座席指定券は座席を指定してもらうための一種の手数料です。ただし、特急の普通車、特急・急行のグリーン車、寝台車は、列車や座席を指定することが原則なので、座席指定券は不要になります。これは、普通列車や急行の普通車指定席を利用する時に必要となるきっぷです。

この他、特殊なものとして、乗車券の他に「乗車整理券」「ライナー券」が必要な列車があります。なお、乗車券・急行券・特別車両券・寝台券・座席指定券をまとめて「乗車券類」とも呼んでいます。また、乗車日や乗車する列車、指定席急行券・指定席特別車両券・寝台券・座席指定券」をまとめて「指定券」と呼んでいます。

次回は、「乗車券にはどんな種類がある?」について、ご説明します。