きっぷ,ブログ,鉄道

先日は、「交通系ICカードとは?(その5)」で利用可能エリアについてご説明しました。今回、「指定券や乗車券のインターネット予約」について説明しますね。

JRの旅客各社はそれぞれに、指定券のインターネット予約が可能なサイトを運営しています。JR西日本の「e5489」(イーゴヨヤク)を通じての予約となるJR四国を除き、それぞれ独自の展開でインターネット予約限定の割引も盛んに行われています。

基本的な仕組みは各社ともほとんど共通で、まずは会員登録してから利用することになっています。ここでは、メールアドレスやクレジット番号などを入力しなければなりません。ただ、予約・購入できる列車などには、各社とも少しずつ違いがあるので注意が必要です。おおむね自社の駅の発着する列車ならば、予約可能で、一部、他社内のみの区間も予約できるサイトもあります。

インターネットサイトである以上、例えば北海道からJR九州の「列車予約サービス」へアクセスして列車を予約することは可能ですが、切符を受け取れる駅はおおむね自社内の駅のみに限られるので注意が必要です。

次回は、「チケットレスサービスとは(その1)」について説明しますね。

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先日は、「切符はいつから買える?」の普通乗車券についてご説明しました。これから「切符はいつから買える?」の指定券についてご説明します。

指定券は、乗車日の1ヵ月前の10時から発売が開始されます。この場合の「1ヵ月前」とは、前の月の同じ日という意味です。例えば、3月1日乗車分の特急券を1ヵ月前に買いたい場合は、2月1日の10時に「みどりの窓口」へ行けばよいのです。ただし、JR東日本の指定席券売機では1ヵ月前の発売開始が10時20分からであるなど、自動券売機による指定券発売開始の時刻が「みどりの窓口」より遅いケースがあります。

途中から列車に乗車ケースでは、列車に乗車する駅を発車する日ではなく、あくまで列車が始発駅を発車する日の1ヵ月前が発売日です。例えば、7月10日22時ちょうどに東京駅を発車する寝台特急「サンライズ出雲・サンライズ瀬戸」号に日付が変わった7月11日、0時20分に静岡駅から乗車する場合の指定券の発売日は、6月11日ではなく、6月10日です。1ヵ月前に対応する日がない場合は、次のようになります。
3月29日~31日(うるう年は3月30・31日)は3月1日。5月31日は5月1日。7月31日は7月1日。10月31日は10月1日。12月31日は12月1日。すなわち、同じ月の1日(ついたち)になります。

一部の駅では、年末年始や旧盆などの混雑期には、1ヵ月前の10時より前に受け付けてくれるところがありますが、これは「申し込み用紙を出せる」というだけのことで、係員がコンピューター端末を操作して発券するのは10時からです。受付順に対応するので、入力されるタイミングは順番によっては10時を大きく過ぎることがあるので、ご注意ください。

次回は、「何歳からおとな?」について説明しますね。

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先日は、「切符の買い方・買える場所」についてご説明しました。これから「切符はいつから買える?」についてご説明します。

普通乗車券は、発売当日から有効開始となるものを発売することが基本です。ただし、指定券と同時に発売した普通乗車券は、券面に○月○日から有効と表示され、指定券と同じ日に使えるようにしてくれます。この場合は、指定券と同じく1ヵ月前から購入できます。

ただし、現在では乗車券だけを購入する場合でも、インターネット予約や自動券売機の普及もあって、あまり問題なく使用開始日の1ヵ月前から買えるようになっています。これは規則上、年末・年始などの混雑時には、駅長の裁量の範囲内として乗車券の前売りが特例で可能となっていたものが、鉄道側、利用者側にメリットがあるため、そのまま定着したものです。

席の指定を伴わない自由席特急券、特定特急券、急行券、自由席グリーン券も普通乗車券と同じ扱いで、規則上は、発売当日から有効開始となるものを発売することが基本となっていました。しかし、今では「えきねっと」などを使って、1ヵ月前から購入できます。

今回は、普通乗車券について記述しましたが、次回は、「切符はいつから買える?」の指定席について説明しますね。

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先日は、「鉄道に乗るのに必要な切符」についてご説明しました。これから「特別な設備を使用する場合に必要な切符」についてご説明します。

特別な設備を使用する場合とは、「グリーン車」、「寝台車」などに乗車する場合です。「グリーン車」に乗車する時に必要な「グリーン券」、グリーン券、グリーン料金は通称で、正式には特別車両券、特別車両料金です。特急・急行のグリーン車と普通列車のグリーン車では、料金が違います。

夜行列車は今では少なくなりましたが、夜行の寝台車に乗る場合は「寝台券」が必要となります。これは、A寝台、B寝台といった寝台の種類によって、値段が違います。特急でも急行でも普通列車でも種類が同じであれば、寝台料金は同じです。

「座席指定券」は指定席と設定されている車両に乗る場合に必要です。この座席指定券は座席を指定してもらうための一種の手数料です。ただし、特急の普通車、特急・急行のグリーン車、寝台車は、列車や座席を指定することが原則なので、座席指定券は不要になります。これは、普通列車や急行の普通車指定席を利用する時に必要となるきっぷです。

この他、特殊なものとして、乗車券の他に「乗車整理券」「ライナー券」が必要な列車があります。なお、乗車券・急行券・特別車両券・寝台券・座席指定券をまとめて「乗車券類」とも呼んでいます。また、乗車日や乗車する列車、指定席急行券・指定席特別車両券・寝台券・座席指定券」をまとめて「指定券」と呼んでいます。

次回は、「乗車券にはどんな種類がある?」について、ご説明します。