この規則をうまく使うもうひとつの方法のひとつは市内駅のきっぷを買って出かけ、
市内駅を通過して乗り越し精算のキソクを上手につかい、
運賃の節約をはかる方法です。
常磐線の日立(茨城県)から山形へ行く場合、
日立の駅で山形までのきっぷを買うと、4,840円です。
ところが仙台まで(日立から213.8キロ)のきっぷを買って出かけ、
山形駅で乗り越し精算をすれば、〆て(しめて)、
4,250円ですみます。590円も安く行けてしまうのです。
そのわけは、次のとおりです。
仙山線、奥新川(おくにっかわ、宮城県)までが仙台市内駅に含まれています。
仙台ー奥新川はなんと、33.8キロも離れています。
日立ー仙台のきっぷで、奥新川まで行けますので、
乗り越し精算は山形ー奥新川(29.0キロ)ですむため、
こんな節約がはかれるのです。
日立ー山形(276.6キロ) 4,840円
日立ー仙台(213.8キロ) 3,740円
奥新川ー山形(29.0キロ) 510円
合計 4,250円です。
次回は、特定市内駅同士が接している場合について、みていきます。