CPUはパソコン全体の処理性能に大きく影響する、極めて重要なパーツです。
チップセットはCPUと対になるパーツで、各種のインターフェースを制御します。
自分にあった製品を選ぶには、CPUやチップセットにおいて性能や機能を決める
要素は何かを把握しておく必要があります。
CPU&チップセットの鉄則
・CPUの違いにより「できないこと」はない。
予算に応じて好きなモデルを選べばよい。
・小型のパソコンを作るのなら、低消費電力版を検討する。
ただし、同じ価格の通常電力版より性能は低い
・AMD製のCPUは性能の高さも消費電力の低さも
同じクラスのIntel製CPUにおよばない傾向があり、
好きな人が買います
IntelのCore i7/i5が売れ筋でAMDは内蔵グラフィックとの統合を進める
CPUアーキテクチャーはそのCPUの基本性能を決める。
店頭で購入得きるモデルは下記の要素を変えて作られたバリエーションです。
(1)動作周波数
動作周波数が高いほど時間あたりの処理回数が増えるため、
性能に直結する。ただし、マイクロアーキテクチャーが
異なると1Hzあたりの処理性能も変わるので、単純に
比較できない。
(2)コアの数
1個のCPUに複数のCPUが入っていると考えてください。
処理を並列に進められるようになり、対応したプログラムで
高速化できる。ただし、並列処理できないプログラムを
実行する場合は高速化できない。
(3)Hyper-Threading(マルチスレッド技術)の有無
この技術はIntel製CPUだけが実装している。
1つの物理的なコアを仮想的に2つに見せ、2コアと
似た動作をさせられる。
(4)キャッシュ容量
CPUの演算器の速度と、それより遅いメインメモリーの
アクセス速度を差を埋めるための高速なメモリです。
キャッシュは、1次(Lebel1:L1)から
3次(Lebel3:L3)といった階層構造になっている。
IntelとAMDが2大メーカー、売れ筋は1.5万~3万円の製品
3種類のソケットで製品展開、低消費電力版もあるIntel
AMD製のCPUは新製品に乏しい
Intelの売れ筋CPUが無難、個性のあるPCには低消費電力版を
次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(マザーボード編)について、書きますね。