自作パソコンのパーツ選びの鉄則(電源ユニット編)
自作パソコン用の電源ユニットを選ぶポイントは、
定格出力の大きさや端子の数、ケーブルの構成です。
変換効率の高さを示す「80 PLUS」のグレードにも
着目しましょう。
規格そのものは長らく変化していないが、
使い勝手は進化している。
電源ユニット選びの鉄則
・高性能グラフィックスボードを使わない標準パーツ構成なら、
定格出力は600Wで十分です。
・端子の数、ケーブルの長さや硬さは電源選びの重要なポイント
・変換効率を示す80 PLUSはあくまでも目安程度にしましょう。
出力は総合だけでなく+12Vも重要
電力の変換効率も目安になる
ローエンドの構成なら定格出力300Wクラスでも十分
80 PLUSのランクで効率がわかります
製品価格と合わせて考慮しましょう
定格出力に加えて+12Vの出力もチェック
それぞれの系統で出力の限界があります。
CPU+マザーボード 12V 300W
グラフィックスボード1系統 12V 300W
グラフィックスボード2系統 12V 300W
ハードディスク 1系統 12V 300W
ハードディスク 1系統 5V 300W
ハードディスク 1系統 3.3V 79.2W
12V電源全体(制限) 740W
5V+3.3V電源全体(制限) 120W
電源全体(制限) 750W
上記のように各電源で足したワット数では12Vの場合、
1,500W使えそうですが、実は12V全体で740Wしかないので、
使えるのは12Vは740Wで、電源全体750W-740W=10Wは
5V+3.3V電源で使えるワット数です。
この辺の消費電力のバランスを考える必要があります。
電力の変換効率を示す「80 PLUS」認証
「80 PLUS」認証は下記6種類がある。
80 PLUS
80 PLUS ブロンズ
80 PLUS シルバー
80 PLUS ゴールド
80 PLUS プラチナ
80 PLUS チタニウム 一番変換効率が高い
電源ユニットが備える端子の種類と接続先
+12V(8ピン) →マザーボード(CPU用)
メイン(24ピン) →マザーボード
PCI Express(8ピン) →グラフィックスボード
Serial ATA →光学式ドライブ、HDD、SSD
FDD →FDD
ペリフェラル →ケースファン、周辺機器
ケーブルは直付けと直脱式があります
着脱式ならケーブルを減らせます
端子の種類と数を確認する
ケーブルの本数と構成も重要です
ケーブルの数や長さは製品によって異なります。
ケーブルの曲げやすさにも違いがあります。
フラットタイプ
メッシュタイプ
通常
小型ケースでは奥行きもチェック
次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(OS編)について、書きますね。