何歳からおとな?(その3)

先日は、「何歳からおとな?(その2)」で小児運賃・料金、大人(おとな)の定義についてご説明しました。まずは、「何歳からおとな?(その3)」で学割について説明しますね。

中学生になって、いきなり運賃・料金が倍になっても「学生割引(学割)」という強い味方があります。これは、指定された中学校、高等学校、大学、専修学校、各種学校の学生・生徒がJR線を営業キロで片道100km以上乗車する場合、運賃が2割引きとなる制度です。学割で乗車券を購入する場合は、学校が発行する「学生・生徒旅客運賃割引証(学割証)」を窓口に提出する必要があります。

そのため、指定券の自動券売機やインターネット予約では、学生割引乗車券を買うことはできないのです。学割証は学校によって1年あたりの発行枚数や、発行の際の手続きに違いがあります。これは、JRが定めたものではなく、文部科学省やそれぞれの学校の方針によるものですので、事前に確かめておくのがよいでしょう。

学割の割引率は20%で往復割引と重複して適用します。ただし、割り引かれるのは普通乗車券だけですので、ご注意ください。指定席券は学割は適用されません。

次回は、「交通系ICカードとは?」について説明しますね。