何歳からおとな?(その2)

先日は、「何歳からおとな?(その1)」で運賃・料金の区分と幼児の同伴の扱い,小児の定義についてご説明しました。まずは、「何歳からおとな?(その2)」で小児運賃・料金、大人(おとな)の定義について説明しますね。

小児の運賃、特急・急行料金、指定席料金は大人の半額です。5円単位の端数が出る場合は切り捨てて10円単位にします。「端数は切り捨てが基本」というきまりは、学割などの割引運賃・料金を計算する際にも適用されます。

一方、グリーン料金、寝台料金は設備を一つ使うことには変わりないということか、大人も小児も同じ料金です。ただ、一つの寝台を大人と小児、または小児2人で使う場合は、寝台券は1枚でよいという決まりがあります。乗車整理券料金(ホームライナー料金)も、設備使用料金ではないが、大人、小児とも同じ額になっています。

大人は12歳以上ですが、これも中学生以上と考えて間違いありません。幼児から小学生になる時と同様に4月1日が境目で、12歳の誕生日を迎えても、もちろん卒業式の後でも。3月31日までは小学生として小児扱いとなります。

切符は購入した時点での運賃・料金が適用され、購入後に切符の使用者に適用される運賃・料金が変わっても差額を支払う必要がないのです。運賃の値上げ前に、定期券売り場が混雑するのはこのためです。

次回は、「何歳からおとな?(その3)」で学生割引(学割)について説明しますね。