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自作パソコンを構成するパーツの中で、CPUクーラーの交換は
比較的手間がかかります。製品によって固定方法が異なる上、
細かな部品が多いことがあるので、作業の前には製品の
取り付けマニュアルにしっかり目を通しておきましょう。

CPUクーラーの交換の鉄則
・大型クーラーは干渉しやすい。事前に外形寸法を
 調べておき、自分のパソコンに入るか検討する

・複数ソケットに対応するため、多数の部品が付属する。
 部品を無くさないように注意する。

・PCケースに交換用の穴があっても、マザーボードを
 外して交換するのが確実

CPUクーラーの交換
(1)CPUクーラーの選び方のコツ
   CPUクーラーは大きく分類して3種類ある
   ・水冷型
   ・サイドフロー型
   ・トップフロー型

   大型CPUクーラーの冷却性能は段違い
   CPU付属のクーラーは必要最低限
(2)プッシュピン型を取り付ける
   プッシュピン型は4個のピンを差し込むだけで
   固定できる手軽さがあります。
   取り付けの際には、ピンの向きに注意が必要です。
   ピンには矢印が書いてありますが、これは外す際の
   目印です。
   矢印の方向に回すと緩んでしまいます。
   ピンがきちんと固定できていないと冷却性能は
   著しく落ちます。きちんと固定できてなくても
   見た目にはわかりにくいので、必ず一度ひっくり返して
   ピンが正しく通っていることを確認しましょう。
   取り付けミスには注意
(3)リテンション組み立て型を取り付ける
   リテンションとはCPUクーラーを固定するための
   土台のことです。そこにヒートシンクを固定する。
   しっかりと固定できるので、大型のCPUクーラーで
   採用される。
   マニュアルにそって作業すれば難しくありません。
(4)バックプレートネジ留め型を取り付ける
   バックプレートを使う方式は多い。
   リテンション組み立て型ほどパーツ点数は多くない分、
   手順が少ない。
   一体型水冷クーラーは多くがこの方式を採用している。
(5)背面ネジ留め型を取り付ける
   他のタイプと異なり、マザーボードの背面から固定します。
   ヒートシンクがCPUソケット周辺を覆う、またはヒートシンクと
   マザーボード間が狭く他の方式が使えない場合に採用される。
   小型のCPUクーラーが採用する例が多い。
   背面から固定するため、CPUクーラー側のネジ穴が見えなくなり、
   取り付けの難易度は高めです。

次回は、自作パソコンのアップグレード鉄則(ケースファンの増設編)について、書きますね。

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一般的なCPUにはクーラーが付属しています。
別売のクーラーは、冷却を強化したい時に
購入する。
冷却能力の引き上げだけでなく、冷却能力を
適度に維持したまま、CPU高負荷時にも
より静かにすることなどができます。

CPUクーラー選びの鉄則

・CPUクーラーを交換すると負荷時のCPUの温度を
 下げられます。

・大型のCPUクーラーはファンの選び方や個数に
 より冷却能力強化と静かさ維持の両方に使える

・一体型の水冷ユニットは、ラジエーターの
 大きさに注意することです。
 PCケースによっては固定できません。

大型空冷クーラーは高い冷却性能が魅力
一体型水冷クーラーはラジエーターが大型化

市販のCPUクーラーは付属品より冷却性能が高い

トップフローとサイドフロー、大きく分けて2種類ある

市販のクーラーにはさまざまな形状がある

CPUクーラーの取り付け方法は主に5種類に分けられる
・プッシュピン型
 クーラー本体にプッシュピンをネジ留め
 マザーボードの穴に合わせてピンを押し込む
・リテンション組み立て型
 ベースとなる取付台を組み立て、
 裏面にはバックプレートも組み付ける
 CPUクーラー本体を押さえ金具で固定する
・バックプレートネジ留め型
・バックプレートナット留め型
・背面ネジ留め型

水冷は手軽な一体型が主流
ラジエーターは大型化の傾向がある

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(キーボード&マウス編)について、書きますね。