プログラミング・スキルが世界的に求められて
いるもう一つの側面は、直接的にはなりますが、
「深刻なエンジニア不足」です。
現在、世界規模でスキルの高いエンジニアが
圧倒的に不足しています。
IT化の波は生活のあらゆるシーンに押し
寄せており、製品だけでなく、サービスにも
ITが活用されています。
ITから完全に離れて生活することは、
もはや不可能と行っても過言でありません。
インターネットは日々の生活を支えていますし、
直接的には見えづらいさまざまなインフラ
(電車・ガス・水道など)もITで制御されて
います。
自動車も今ではコンピュータの塊です。
今後、ITがなくなることは絶対にありません。
それどころか増える一方です。昨今注目されて
いる「IoT」(Internet of Things:モノの
インターネット)も普及の一途をたどっています。
世界的にはテクノロジー関連企業が今後も
伸びる産業であり、かつ必要とされる産業で
あります。
それにもかかわらず、これまでの教育環境が
不十分であったために、慢性的なエンジニア
不足が続いています。需要ばかり増えて、
供給(エンジニアの育成・教育)が追いついて
いない状況です。
日本のエンジニア不足は他国よりも深刻かも
しれません。そのため、「プログラミングが
できる」ということが価値の高いスキルの
1つとなっているのです。
不足しているという話は、「プログラミングが
できる人に需要が非常に高い」ということに
なります。
ある程度しっかりとしたプログラミング・
スキルを見につけていれば、様々な面で
役立つ、「あなたの価値」の1つになります。
一定レベル以上のプログラミング・スキルを
身につければ、引く手あまたで、世界中の企業が
あなたを欲しがる状況です。
職に困ることがなくなります。実際、「就職・
転職のために、資格試験合格よりも、実践的な
プログラミングのスキル身につけたい」という
人が急増しています。