アップグレードの鉄則(内部のケーブルを整理する編)

自作パソコンのケーブル配線は、つなぐ端子さえ
間違えなければ動作します。
何も考えずにただつなげると、PCケース内がケーブルで
雑然としてしまいます。ケーブルを整理しておけば、
見栄えが良くなるだけでなく、さまざまなトラブルが
防げます。

ケーブル整理の鉄則
・余ったケーブルは、マザーボードの裏面や
 空きベイを活用してうまく隠しましょう。

・Serial ATAは適当な長さや端子の向きの
 ケーブルへの買い替えも検討しましょう。

・各種の電源ケーブルは、延長ケーブルで長くして、
 PCケースの端に沿わせるてもあります。

(1)ケーブルを整理しておかないと発生するトラブル米
   ・異音の発生や故障の原因となる
    ケーブルとファンが接触し、異音が発生
    パーツの追加や交換がしにくい
    組み立てミスを発見しづらい
    パソコン内部でショート

   ・パソコン内部の冷却効果にも影響する
    PCケースのほとんどは前面から空気を取り入れ、
    背面から排出する仕組みです。
    PCケース内部のケーブルが乱れていると
    風の流れがケーブルで妨げられ、パソコンの
    内部温度が上がることもあります。

(2)ケーブル配線の基本テクニック
   ・太くて硬いケーブルから先に配線する
    太いケーブルは固くて曲げにくく、
    配線に制限があるためです。

   ・PCケースを寝かし配線しましょう

   ・マザーボードの裏面を利用しましょう

   ・CPUクーラーの向きを変更しましょう

   ・隙間を利用してケーブルを収納しましょう

   ・電源ユニット付近の空間を有効活用しましょう

   ・ファン脇のわずかな空間も有効活用しましょう

(3)裏面配線を上手にやるコツ
   ・裏面配線って何?
    裏面配線は、PCケースのマザーボード
    取り付け部分と側面パネルとのわずかな
    空間に電源ケーブルやSerial ATAケーブルと
    いった各種ケーブルを配線するテクニックです。

   ・裏面配線には対応するPCケースと電源が必要

   ・ケーブルの厚みに注意

   ・コツをつかめば裏面配線は簡単

   ・ケーブルが届かない時は延長ケーブルを使用

以上が自作PCの鉄則でした。トラブル解決については、
個別にご相談ください。次回からは、自作パソコンの
基礎知識として、コネクター&スロット辞典で
こまめに投稿していきますね。