運賃計算方法(その5)

発着区間がJR四国内またはJR九州内のみの場合について説明します。

(1)幹線の運賃
   幹線だけを利用する場合、実際に乗車する区間の「営業キロ」にもとづいて、
   時刻表のJR北海道(幹線)(D表)・JR四国・JR九州の運賃表(F表)から算出します。
   JR四国の瀬戸大橋線にまたがる区間では運賃を別に定めた区間があります。
   JR四国の特定区間の運賃表をご覧ください。

(2)地方交通線の運賃
   地方交通線だけを利用する場合、実際に乗車する区間の「擬制キロ」にもとづいて、
   時刻表のJR北海道(E表)・JR四国・JR九州の運賃表(F表)から算出します。
   ただし、発着区間の擬制キロおよび営業キロ特定運賃表(G表)にあてはまる場合は、
   その運賃が適用されます。

   例11)指宿枕崎線(地方交通線)鹿児島中央から指宿までの運賃
      鹿児島中央-指宿間の擬制キロは50.3キロです。1キロ未満の端数は、切り上げて
      51キロです。これをF表にあてはめて、JR九州の51~60キロの欄の運賃1,130円が
      算出されますが、この区間の営業キロは45.7キロで端数を切り上げると46キロに
      なり、G表「擬制キロ51キロ・営業キロ46キロ」の欄にあてはまるので、
      1,020円が適用になります。

次回は、発着区間がJR四国内またはJR九州内のみの場合で、幹線と地方交通線にまたがる運賃他について、説明します。