運賃計算方法(その1)
発着区間が本州3社内またはJR北海道内のみの場合について説明します。
(1)幹線の運賃
幹線だけを利用する場合、実際に乗車する区間の「営業キロ」にもとづいて、
本州3社内では時刻表の本州3社(幹線)の運賃表(A表)から、
または、JR北海道内はJR北海道(幹線)(D表)・JR四国・JR九州の運賃表(F表)から
それぞれ算出します。
例1)東海道本線(幹線)横浜から小田原までの運賃
横浜-小田原間の営業キロは55.1キロです。1キロ未満の端数は、切り上げて
56キロです。
これをA表に当てはめて、51~60キロの欄の運賃990円を適用します。
(2)地方交通線の運賃
地方交通線だけを利用する場合、実際に乗車する区間の「営業キロ」にもとづいて、
時刻表の本州3社(B表)・JR北海道(地方交通線)(E表)の運賃表から算出します。
例2)宗谷本線(地方交通線、JR北海道内)旭川から稚内までの運賃
旭川-稚内間の営業キロは259.4キロです。1キロ未満の端数は、切り上げて
260キロです。
これをE表にあてはめて、JR北海道の256~273キロの欄の運賃5,940円を
適用します。
例3)高山本線(地方交通線、JR東海(本州3社)内)岐阜から高山までの運賃
岐阜-高山間の営業キロは136.4キロです。1キロ未満の端数は、切り上げて
137キロです。
これをB表にあてはめて、本州3社の129~146キロの欄の運賃2,6400円を
適用します。
次回は、発着区間が本州3社内またはJR北海道内のみの場合で、幹線と地方交通線にまたがる運賃他について、説明します。