乗車券にはどんな種類がある?(その2)

先日は、「乗車券にはどんな種類がある?(その1)」についてご説明しました。これから「往復乗車券」、「連続乗車券」についてご説明します。

「往復乗車券」は出発駅と到着駅を同じルートで往復する場合に購入できます。さらにそのルートは、往路、復路とも片道乗車券として、成り立つルートでなければならず、かつ往路・復路とも同じでなければいけないのです。ただし、後述する特例によって複数のルートが選択できる場合には、往路・復路が別々であってもかまいません。

「連続乗車券」は片道乗車券を2枚組み合わせたものと考えればよく、乗車するルートが一部、重なる場合に発券され、2枚が1組として扱われます。ただし、1枚目の切符(連続1)の到着駅と2枚目の切符(連続2)の出発駅が同じ駅でなければなりません。

例えば、松江~姫路~高知と旅行する場合、「松江から姫路ゆき」「姫路から高知ゆき」をそれぞれ片道乗車券として購入することができます。この場合、岡山~姫路間のルートが重なっているので、2枚を連続乗車券として購入することができます。連続乗車券の効用は、2枚の切符の有効日数を足したものが、全体の有効日数となることです。

次回は、「定期乗車券」、「回数乗車券」について説明しますね。