これから「切符の買い方・買える場所」についてご説明します。
切符の買う場所は、「常識だろう?」と言われそうですが、基本は今も昔も変わりませんが、駅の窓口です。国鉄時代には東京や大阪、名古屋といった大きな駅では、乗車券の売り場と指定券の売り場が別々になっていましたが、コンピューターによる指定券の発売を行う窓口の愛称が「みどりの窓口」だったのです。これが国鉄が指定券予約・発券システム「マルス(MARS)」を導入したことによるものです。
「みどりの窓口」では長距離の乗車券や指定券のみならず、各種割引切符や定期券、イベント券などの発売も行っています。係員がいて対応してもらえる窓口、イコール「みどりの窓口」です。JR東海のように、取り扱う切符の内容は同じですが、「みどりの窓口」という名称を使うのをやめて、「JR全線きっぷうりば」を基本としている会社もあります。
東京駅の八重洲口(新幹線側)へ行くと「JR全線きっぷうりば」と書かれている看板を見ますよね。
これがJR東海の窓口です。乗車券は、基本的にその駅発着のもののみ購入できますが、指定券と同時なら全国どの区間でも買えます。また、無人駅から出発する場合は、近隣の有人駅の窓口で、該当する無人駅からの乗車券が購入できるようになっています。
また、駅の「みどりの窓口」と同様、主な旅行代理店でもJRの乗車券・指定券が購入できます。
この場合は、店の所在地や、出発・到着駅にかかわらず、全国どの区間の乗車券・指定券でも発売してもらえます。
「みどりの窓口」がある駅は、時刻表の索引地図などで調べることができます。駅名の丸が緑色に塗りつぶられたのが、「みどりの窓口」がある駅です。
次回は、「切符はいつから買える?」について説明しますね。