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キーボードとマウスは、パソコンを操作するときに
直接触れる重要なデバイスです。
それぞれ仕組みの違いによる特性を理解してから
操作感や機能を確認して購入しましょう。

キーボード&マウス選びの鉄則

・キーボード選びはスイッチの種類を知ることが
 大事です。

・マウスは、仕様を見れば読み取りの精度が
 判断できます。

・持ちやすさも重要です。
 できれば店頭で製品を触って選びましょう。

高性能、多機能なのはゲームプレーヤー向け製品
形状やキー配置のわずかな違いで使い心地が変わります。

(1)キーボード
タッチ感の大部分を決めるスイッチの構造
・メンブレンスイッチ
・パンタグラフスイッチ
・メカニカルスイッチ
・静かな静電容量スイッチ

キーを押す力のイメージ
・クリック感がないスイッチ
 始めは軽く、押し込むほど強く反発する
・クリック感があるスイッチ
 途中でクリック感を生む抵抗がある。

nキーロールオーバーはゲームで必須
nキーロールオーバーは複数のキーを同時に押しても
認識できる機能

(2)マウス
解像度が高いとわずかな動きで大きく動く、持ちやすさや
ボタンの数も確認
・解像度で選ぶ
・持ちやすい形状を選ぶ
・ボタンの数で選ぶ

スイッチに工夫のある、耐久性の高いキーボードは高価

性能が高く、カスタマイズの幅が広いゲーム用マウス

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(サウンド編)について、書きますね。

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一般的なCPUにはクーラーが付属しています。
別売のクーラーは、冷却を強化したい時に
購入する。
冷却能力の引き上げだけでなく、冷却能力を
適度に維持したまま、CPU高負荷時にも
より静かにすることなどができます。

CPUクーラー選びの鉄則

・CPUクーラーを交換すると負荷時のCPUの温度を
 下げられます。

・大型のCPUクーラーはファンの選び方や個数に
 より冷却能力強化と静かさ維持の両方に使える

・一体型の水冷ユニットは、ラジエーターの
 大きさに注意することです。
 PCケースによっては固定できません。

大型空冷クーラーは高い冷却性能が魅力
一体型水冷クーラーはラジエーターが大型化

市販のCPUクーラーは付属品より冷却性能が高い

トップフローとサイドフロー、大きく分けて2種類ある

市販のクーラーにはさまざまな形状がある

CPUクーラーの取り付け方法は主に5種類に分けられる
・プッシュピン型
 クーラー本体にプッシュピンをネジ留め
 マザーボードの穴に合わせてピンを押し込む
・リテンション組み立て型
 ベースとなる取付台を組み立て、
 裏面にはバックプレートも組み付ける
 CPUクーラー本体を押さえ金具で固定する
・バックプレートネジ留め型
・バックプレートナット留め型
・背面ネジ留め型

水冷は手軽な一体型が主流
ラジエーターは大型化の傾向がある

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(キーボード&マウス編)について、書きますね。

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これからPCを作るならOSはWindows11にした方がいいですよ!
タッチ操作しやすいユーザーインターフェースや
最新のデバイス対応など、全体的な動作が快適に
なっているからです。

エディションはHomeとProの2種類があります。

OSを選びの鉄則

・迷ったらWindows11 Proがお勧めです。

・手持ちのソフトウェアとの互換性を重視するなど
 特に理由がなければ64ビット版を買いましょう。

・DSP版とパッケージ版はインストールメディアが
 異なります。

自作パソコンを組むならDSP版がおトク
Windows11はPCパーツとセット購入する必要がある。

Windwos10と画面のデザインが変わっている。
Windows10からwindows11に無償でアップグレードできるが、
BIOSがシステム要件を満たしていないと、アップグレードが
できない。
機種によってはBIOSをアップデートすることでWindows11に
アップグレードできるようになることもある

Windows10を使っている場合は、PC 正常性チェックアプリで
互換性を確認できる。

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(CPUクーラー編)について、書きますね。

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自作パソコン用の電源ユニットを選ぶポイントは、
定格出力の大きさや端子の数、ケーブルの構成です。
変換効率の高さを示す「80 PLUS」のグレードにも
着目しましょう。
規格そのものは長らく変化していないが、
使い勝手は進化している。

電源ユニット選びの鉄則
・高性能グラフィックスボードを使わない標準パーツ構成なら、
 定格出力は600Wで十分です。

・端子の数、ケーブルの長さや硬さは電源選びの重要なポイント

・変換効率を示す80 PLUSはあくまでも目安程度にしましょう。

出力は総合だけでなく+12Vも重要
電力の変換効率も目安になる

ローエンドの構成なら定格出力300Wクラスでも十分

80 PLUSのランクで効率がわかります
製品価格と合わせて考慮しましょう

定格出力に加えて+12Vの出力もチェック

それぞれの系統で出力の限界があります。
CPU+マザーボード      12V 300W
グラフィックスボード1系統 12V 300W
グラフィックスボード2系統 12V 300W
ハードディスク   1系統 12V 300W

ハードディスク   1系統  5V 300W

ハードディスク   1系統 3.3V 79.2W

12V電源全体(制限)       740W
5V+3.3V電源全体(制限)     120W

電源全体(制限)         750W

上記のように各電源で足したワット数では12Vの場合、
1,500W使えそうですが、実は12V全体で740Wしかないので、
使えるのは12Vは740Wで、電源全体750W-740W=10Wは
5V+3.3V電源で使えるワット数です。
この辺の消費電力のバランスを考える必要があります。

電力の変換効率を示す「80 PLUS」認証
「80 PLUS」認証は下記6種類がある。

80 PLUS
80 PLUS ブロンズ
80 PLUS シルバー
80 PLUS ゴールド
80 PLUS プラチナ
80 PLUS チタニウム 一番変換効率が高い

電源ユニットが備える端子の種類と接続先
+12V(8ピン)    →マザーボード(CPU用)
メイン(24ピン)   →マザーボード
PCI Express(8ピン) →グラフィックスボード
Serial ATA      →光学式ドライブ、HDD、SSD
FDD         →FDD
ペリフェラル     →ケースファン、周辺機器

ケーブルは直付けと直脱式があります
着脱式ならケーブルを減らせます

端子の種類と数を確認する
ケーブルの本数と構成も重要です

ケーブルの数や長さは製品によって異なります。

ケーブルの曲げやすさにも違いがあります。
フラットタイプ
メッシュタイプ
通常

小型ケースでは奥行きもチェック

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(OS編)について、書きますね。

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PCケースは使い勝手、大きさ、デザインで選びましょう。
組み込みたいパーツの大きさや発熱の大きさによって、
求められる要件が変わります。
外見だけでなく、構造や拡張性を十分に確認しましょう。

PCケース選びの鉄則

・外見だけでなく内部も細かくチェックしましょう。
 メインテナンスのしやすさがわかります。

・ファンを何個取り付けられるか見て、
 冷却の自由度の高さを判断しましょう。

・どんなパーツ構成でも対応しやすいのは、
 大きめのケースです。長く使えます。

パソコンの外観を決める重要なパーツ
メインテナンス性や拡張性もチェック

PCケースの主な種類
ミドルタワー
ミニタワー
デスクトップ

余裕を持って組むなら大型ケースを選ぶ

チェックポイントは多数
できれば実物を触って確認を

デザインを工夫したPCケースもある

PCケースを選ぶ時の主な4つのポイント
・USB端子は3.0に対応しているか?配線方法は?
・HDDは何台まで取り付けられるか?固定方法は?
・右側面にケーブルを配線するスペースや配線用に穴があるか?
・2.5インチドライブも固定できるか?

製品ごとに大きく異なるドライブの取り付け方式(3.5インチベイの例)
・クッションを付けて押し込む
・専用のトレーで入れる
・トレイにネジ止めしていれる
・直接押し込む
・レールに挟んで押し込む
・トレーにつけてネジ止めする

時代によって変化するトレンド
2.5インチベイは付け方を確認

2.5インチドライブの取り付け方法はさまざま
・専用スペースへの取り付け
・3.5インチドライブと共用
・5インチドライブと共用
・2.5インチSSD専用のレール

かゆいところに手が届くUSB3.0変換アダプター

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(電源ユニット編)について、書きますね。

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3,000円前後の低価格製品から10万円を超える高性能製品まで、
グラフィックスボードは非常に多くのの種類があります。
各社は動作周波数やクーラーの性能で違いを打ち出しています。

グラフィックスボード選びの鉄則

・ゲームをするなら1万円以上のミドルクラスを選びましょう。

・静かで冷える製品が欲しいのなら、ボードメーカー
 独自設計のクーラーを搭載した製品に注目しましょう。

・ボードの長さや補助電源の向きに注意しましょう。
 PCケースやドライブと干渉することがあります。

3Dゲームが目的なら2万円台の製品がお勧め
ゲームをしないなら内蔵グラフィックスで十分

性能を決める要素をチェック
画像出力端子も確認する
グラフィックスボードの性能は主に搭載するグラフィックチップで決まる。
性能を決める要素は、アーキテクチャー(基本設計)、
汎用シェーダーユニットの数、コアの動作周波数、
グラフィックスメモリの種類や容量、メモリのバス幅や
転送速度があります。

AMDとNVIDIAが2大メーカー

NVIDIAの「ブースト時」は上限ではない

Windows10とDirectX 12が登場
ただしゲーム対応はこれから

ゲーム目的なら1万円以上が目安
快適に選ぶなら2万円半ばがお勧め

基板サイズは製品によってまちまち

拡張スロットが2スロット分以上必要な場合もある

補助電源端子は数とピン数をチェックする

占有スロットやボードの干渉など3D性能以外で気をつけたいところもある

設定次第で低性能でもゲームは動く
高性能だと高精細でも滑らかにできる

使用するスロットには注意
PCI Express 3.0×16,PCI Express 3.0×8,PCI Express 2.0など

高価なモデルはどう違う?
フレームレートが上がる
高精細にできる

グラフィックスボードの描画と同期する液晶ディスプレイがある

fpsが高いと「テアリング」が起こる
テアリングとは、液晶ディスプレイ画像を切り替えている最中に
次の画像が送られ、混ざってしまう現象。

描画が遅れると「スタッタリング」が起こる
テアリングとは反対に描画が遅れた時に発生する「スタッタリング(カクツキ)」です。
画面を切り替えるタイミングにデータが間に合わなかったために、
液晶ディスプレイが前の画面を保持してしまう。

「G-SYNC」と「FreeSync」で滑らかな描画を実現

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(PCケース編)について、書きますね。

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HDD(Hard Disk Drive)は最大16TBです、価格と容量のバランスが良いのが
2TBや3TBです。モデルによって順次読み書き性能は150MB/秒から
200MB/秒弱と幅があります。NAS(Network Attached Storage)向けに
信頼性の高さをうたうモデルもあり、通常モデルより若干高価です。

HDD選びの鉄則

・速度に直結するディスクの記録密度はほぼ横並びです。
 速度を求めるのであれば、7,200回転/分(rpm)モデルを
 選びましょう。

・フラッシュメモリを搭載したHDDは読み書きが高速化されます。

・2.5TB以上のHDDを起動ドライブにするときは、
 条件を満たしているか確認する必要があります。
 マザーボードやOSが古いと対応できません。

8TBと大容量のモデルが登場
容量あたりの価格が安いのは2T~3TB

回転数が高いほうが読み書きが速い
同じ記録密度のディスクなら、回転が速い方が読み書きが速い。

記録密度が高いほうが読み書きが早い
記録密度が高いディスクを使った方が1回転する間に
たくさんのデータを読み出せる(書き出せる)
同じ回転数のHDDなら高密度な記録ディスクの方が
速くなる

2,5TB以上のモデルは要注意
古い環境では使えない場合もある
2.5TB以上のドライブを使う場合、OSやBIOSの制限により、
全体を1つのパーティションで使えなかったり、起動ドライブに
できなかったりする。
起動ドライブとして、2.5TB以上のドライブを使うには、
64ビット版のWindows Vista以降が必要で、BIOSがUEFIに
対応していなければなりません。

市販でも8TBモデルの普及が始まった

フラッシュメモリを搭載したHDDはもある
Seagate Technorogyの{Desktop SSHD」

読み書きの速度は、150M~200MB/秒程度

3TBのHDDを単一パーティションで使う条件
下記条件をすべて満たすことです。
・64ビット版のWindows Vista以降のOSを使う
・UEFIに対応したマザーボードを使う
・BIOS設定画面にある起動ドライブの優先順位の設定で、
 UEFI表記のある光学式ドライブを最優先にする

NAS向けや企業向けHDDもある

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(グラフィックスボード編)について、書きますね。

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HDD(Hard Disk Drive)と比較して、機械的な駆動部分がなく、
半導体メモリなので、その速さから自作パソコンの
起動ドライブとして一般的になったSSD(Solid State Disk)です。
250GBの容量クラスで1万2000円前後、500GBクラスで
2万5000円前後と大容量モデルが買いやすくなりました。
Serial ATA 6Gbpsでは性能が頭打ちのため、より高速な接続方式が
普及しつつあります。

SSD選びの鉄則

・起動ドライブなら少なくとも120GBクラス、250GBクラスなら
 余裕を持って使えます

・使い方や空き容量によって速度は変わります。
 使用上の速度はビークの値です。

・一般的な使い方ならさほど気にしなくても良い。
 保証期間内は使える

500GBクラスが値下がりし、買いやすくなった
M.2やMVMeなど次世代の規格の普及が進む

SSDは2.5インチHDDのサイズが主流

低価格モデルにはTLCタイプのNANDを採用したSSDも登場

NANDは電子を貯める「セル」の集合

内部処理で重要なのは、データを直接書き換えができないため、
別の領域を使って消してはいけないデータを退避して、
改めて書き込む場所にまとめる。

「ガーベージコレクション」はデータを集めて消去可能な
ブロックを作る機能で、消去しておけばすぐに書き込む領域になるため、
速度低下が防げる。

SSDは長期間使い続けると書き込み性能が低下する

SSDの寿命をのばすウェアレベリング

SSDの端子は、拡張ボード(PCI Express)、2.5インチ(Serial ATA)、MSATA、M.2の
4種類。

M.2は信号と形状の違いでさらに種類がある。

SATA 6Gbpsはすでに限界
高速モデルはPCI Express接続に移行

RAID構成で高速にしたPCI ExpressボードのSSD

より高速なM.2接続の普及が進む

MVMe対応SSDは既に登場している

PCI-E接続は最新マザーが楽

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(HDD編)について、書きますね。

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メモリ選びでは、規格と速度、容量がチェックポイントです。
ただ、現在の主流はDDR4規格で、速度は2666MHz動作が一般的です。
通常の使い方なら、容量だけを気にすれば良いです。

メモリ選びの鉄則

・IntelのLGA1151,LGA2011ーv3はDDR4、それ以外はDDR3を使う。

・ほとんどのCPUは2枚セットで取り付け、増設する。
 LGA1151,LGA2011ーv3版CPUは4枚セットになる。

・32ビット版Windowsだとメモリ容量4GBまでしか使えないので、
 メモリ容量8GBや16GBを搭載するのであれば64ビット版Windowsを
 使う。今は、64ビット版Windowsが主流ですので、
 メモリ容量は8GBが標準です。スピードを求めるなら、
 16GB、32GBにしたほうが良いです。

IntelはDDR4への移行が進む
高い動作周波数と低い動作電圧が魅力

小型マザーボードであはSO-DIMMも使う

主流はDDR4に移行
価格も大きくは変わらない

メモリは2枚組、または4枚組を使う

製品ラベルでスペック(仕様)がわかる

動作タイミングのパラメータが異なる場合もある

オーバークロックモデルはUEFIでXMPを有効にする

SkylakeはDDR3Lにも対応
ただし、製品レベルではDDR3も使える

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(SSD編)について、書きますね。

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マザーボードは非常に種類が多く、適切な1枚を選び出すのが
なかなか大変です。チェックすべきポイントとその意味を
理解して、一つ一つ確認しながら購入候補の製品を
絞り込んでいきましょう。

マザーボードの鉄則
・使いたいCPUとフォームファクターをまず選ぶ

・拡張スロットや端子の種類と数が製品により
 異なります。何が必要か確認する。

・高価な製品は、オーバークロックを調整しやすくし、
 上限を高めている

ソケットはCPUとセットで選ぶ
上位モデルは付属品や付加機能が充実

(1)規格で変わるマザーボードの大きさ
   3種類の規格があります。
   ATX,microATX,Mini-ITX
   この順でマザーボードの大きさが小さくなります。
   一番大きいのはATX、一番小さいのはMini-ITXです。

(2)主なCPUソケットの種類
   IntelはLGA-2011-v3,LGA1150,LGA1151の3種類で、
   LGA1151です。
   AMDはSocket AM3+,Socket FM2,Soket FS1bの3種類です。

(3)Z170マザーはI/Oフレキシビリティーに注意が必要

(4)PCI Expressスロットは形状や本数、動作モードに注意

(5)高級なマザーボードと普及版マザーボードの付属品の量が違う

(6)マザーボードの設定をつかさどる「UEFI」
   UEFIの役割はOSとハードウェアの橋渡し

メーカー独自の機能や上位製品との違いを比較する必要がある
   

次回は、自作パソコンのパーツ選びの鉄則(メモリ編)について、書きますね。